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平成29年4月~6月
平成29年4月~6月期の景気の現状と平成29年7月~9月期の見通し

回答企業178企業(回答率100%)の調査結果

 庄内地区中小企業の景況感は、業種総合における業況判断指数・DI値(「良い」-「悪い」企業割合)▲17.2となり、前期(29年1月~3月期)調査時の業況判断指数・DI値▲27.0に比べ9.8ポイントマイナス幅が縮小し業況は厳しさが和らいだ。前期における今期見通し▲17.4に比べ0.2ポイントマイナス幅が縮小した。前年同期(28年4月~6月期)の業況判断指数・DI値▲24.8に比べ7.6ポイントマイナス幅が縮小した。
 業種別の業況判断指数・DI値(前期比)は、製造業▲3.0、建設業3.3、卸売業▲12.5、小売業▲36.2、サービス業▲48.1、不動産業27.3となり、製造業・卸売業・小売業・サービス業のDI値は依然としてマイナスであるも、全ての業種が前期より業況が持ち直した。
 来期(29年7月~9月期)の予想判断指数DI値は▲8.1であり、今期実績(▲17.2)に比べ9.1ポイントマイナス幅が縮小すると予想している。業種別の予想では、製造業▲2.9、建設業9.7、卸売業20.9、小売業▲38.4、サービス業▲11.1、不動産業0.0となり、小売業・不動産業の業況は下降するが、他のすべての業種の業況が上向くと見通している。

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1. 今期(平成29年4月~6月期)の景況

(1)売上額、収益の状況(全業種総合)・・・売上額・収益ともに減少幅が拡大した。

売上額の前期比DI値(「増加」-「減少」企業割合)は0.5で、前期(▲28.1)に比べ28.6ポイントプラス幅が拡大した。前期における今期予想(13.0)に比べ12.5ポイントプラス幅が縮小した。
収益の前期比DI値は▲4.6で、前期(▲29.2)に比べ24.6ポイントマイナス幅が縮小し、今期予想(7.7)に比べ12.3ポイントマイナス幅が拡大した。

(2)価格の状況(全業種総合)・・・販売(請負)価格、仕入(原材料)価格ともに上昇した。

販売価格の前期比DI値(「上昇」-「下降」企業割合)は4.1で前期(▲3.3)に比べ7.4ポイントプラス幅が拡大した。今期予想(1.7)に比べ2.4ポイントプラス幅が拡大した。仕入価格のDI値は20.7で、前期(15.8)に比べ4.9ポイントプラス幅が拡大した。今期予想(12.4)に比べ8.3ポイントプラス幅が拡大した。

(3)在庫の状況(全業種総合)・・・品薄感が緩和した。

在庫の前期比DI(「過剰」‐「不足」企業割合)は0.0で、前期(▲1.3)に比べ1.3ポイントマイナス幅が縮小した。今期予想(▲4.0)に比べ4.0ポイントマイナス幅が縮小した。

(4)資金繰りの状況(全業種総合)・・・窮屈感が続いている。

資金繰りの前期比DI値(「楽」-「苦しい」企業割合)は▲21.9で、前期(▲22.4)に比べ0.5ポイントマイナス幅が縮小した。今期予想(▲8.9)に比べ13.0ポイントマイナス幅が拡大した。

(5)雇用面の動き(全業種総合)・・・残業時間は増加に転じ、人手不足感はやや緩和した。

残業時間の前期比DI値(「増加」-「減少」企業割合)は、4.1で、前期(▲7.9)に比べ12.0ポイントプラス幅が拡大し、今期予想(1.1)に比べ3.0ポイントプラス幅が拡大した。人手過不足判断DI値(「過剰」-「不足」企業割合)は▲18.9で、前期(▲22.4)に比べ3.5ポイントマイナス幅が縮小した。
今期予想(▲23.1)に比べ4.2ポイントマイナス幅が縮小した。

(6)設備投資の動き(全業種総合)・・・設備投資を実施した企業の割合がやや増加した。

設備投資状況の前期比DI値(「過剰」-「不足」企業割合)は▲16.6で、前期(▲18.0)に比べ1.4ポイントマイナス幅が縮小した。設備投資の実施内容をみると、「車両」が29.4%、「機械設備更改」が8.0%、「機械設備新・増設」が6.7%、「事務機器」が4.9%、「事業用土地・建物」、「その他」が各3.7%となった。設備投資を実施した企業割合は47.2%となり、前期(46.7%)に比べ0.5ポイント増加した。

(7)その他(全業種総合)・・・経営上の問題点「売上の停滞・減少」、重点経営施策では「経費を節減する」。

経営上の問題点として「売上の停滞・減少」をあげた企業が47.1%と最も多く、次いで「同業者間の競争激化」が25.9%、「人手不足」が23.6%、「利幅の縮小」が20.7%、「人件費の増加」が14.9%であった。当面の重点経営施策では、「経費を節減する」をあげた企業が42.0%と最も多く、次いで「販路を広げる」が35.6%、「人材を確保する」が28.2%、「教育訓練を強化する」が14.9%、「情報力を強化」・「技術力を高める」が各14.4%であった。

2. 来期(平成29年7月~9月期)の景況見通し

 全業種総合の来期(平成29年7月~9月期)の予想判断指数DI値は▲8.1で、今期(▲17.2)に比べ9.1ポイントマイナス幅が縮小し、業況の厳しさが和らぐと見通している。来期の売上額予想DI値は12.1で、今期(0.5)に比べ11.6ポイントプラス幅が拡大、収益予想DI値は5.6で、今期(▲4.6)に比べ10.2ポイントプラス幅が拡大し、売上の増加幅は拡大し、収益も増加に転じると見通している。来期の資金繰り判断DI値は▲15.0で、今期(▲21.9)に比べ6.9ポイントマイナス幅が縮小し、窮屈感が緩和すると見通している。
 雇用面では残業時間判断DIは9.8で今期(4.1)に比べ5.7ポイントプラス幅が拡大、人手過不足判断DIは▲27.6で今期(▲18.9)に比べ8.7ポイントマイナス幅が拡大し、残業時間の増加幅が拡大し、人手不足感は強まると見通している。来期の設備投資予定の企業割合は、全業種総合では42.9%となり、今期(48.5%)に比べ、5.6ポイント下降すると見通している。

 

各業種毎の詳細、その他につきましては、「第172回 中小企業の景気動向」(A4判.48P)をご覧下さい。

目次

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  1. 平成29年4月~6月期の景気の現状と
    平成29年7月~9月期の見通し
    ◇概況
    1. 製 造 業
    2. 建 設 業
    3. 卸 売 業
    4. 小 売 業
    5. サービス業
    6. 不動産業
    調査員のコメントから
  2. 特別調査
    「中小企業の3~5年後の事業の見通しについて」
  3. 参考資料
    1. 大型小売店の売上状況
    2. 消費者物価指数の推移
    3. 自動車の販売状況
    4. 新設住宅着工戸数
    5. 求人・求職者の動き
    6. 月間有効求人倍率の推移
    7. 企業倒産
    8. 手形交換の推移
    9. 庄内三温泉利用者数
    10. 庄内3ゴルフ場入場者数

 

 

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